本音と建前の意味・・・【子供もわかる・・かんたん説明】

 

本音と建前、日本人としては

よく耳にする言葉ですね。

本音と建前

では、その本音と建前の

正式な意味と由来を調

べてみました。

 

本音と建前:意味

心の本当の感情(本音)と、表面

に出る態度や言動(建前)が異なる

様子。

 

それではなぜ、上記の様子が

本音と建前と言われるように

なったのか調べてみました。

 

建前という言葉を辞書で調べる

「物事の全ての基本の方針・原則」

というふうに記述してあります。

 

日常、使われている本音と建前

ニュアンスを考えてみると・・・

 

簡単に言えば、本音は正直

気持ちであり、建前はウソ

気持ち、ですよね。

 

建前は「物事の基本の方針・原則」

と辞書に書いてあるとすれば、

なんかつじつまが合わない気が

しますよね。

 

ですが・・・・

こう考えてみたらどうでしょう。

 

本音・・・・自分だけ幸せであればいい

建前・・・・全員が幸せになってほしい

 

しかし、この本音って口には出せない

ですよね。

 

きれいごとと思われるかもしれませんが、

大半の人々が、一般常識を兼ね備えた

社会人として、自分だけ幸せになりたい

などと口が裂けても言えない訳です。

 

そうです。

建前というのは、こうあるべきだという、

一般常識なのです。

 

だから、建前はウソかもしれませんが

物事の基本の方針・原則」と言える

のではないでしょうか。

 

以下は日清カップヌードルの

CM動画です。面白く日本人の

本音と建前を表現しています。

ご覧ください。

 

 

本音・・・残業はせずに早く帰りたい

建前・・・みんな残業しているから残業する

 

この場合、自分だけ残業せずに帰っ

たら顰蹙もので、会社の中での立場も

危うくなります。

 

これは社会で生きていくうえでの

協調性であったり、人との信頼関係

であったりで必ず必要なものです。

 

建前が一般常識で社会的には正しい

事になるです。

 

逆に言うと建前(物事の基本の

方針・原則)に従えない部分

が本音。

 

こう考えちゃうと、本音が悪い事

のような勘違いが起きます。

 

本音もすべてが悪い訳では

ありません。

 

日本人は本音と建前の建前を

重んじる民族ですから、言いた

い事が言えない人も多数いるの

は間違いありません。

 

これは日本人の良いところ

もあり、悪いところでもあります

よね。

 

 
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最後にもう1つ。

 

建前の由来について。

 

現在、建前にはもう1つ

意味があります。

 

家を新築する時に、建築途中に

住宅も安全を祈願し、1つの行事

が行われます。

 

それが建前であり、別名としては

棟上げとか上棟式とも言います。

 

簡単にいうと神主さんにお祓い

してもらったり、近所の方々に

お菓子を配ったり、大工さん達

とお酒を飲んだり・・・

 

日本にはこういった伝統的な行事

があったのです。

 

そして、この儀式が建前と

呼ばれるようになった理由

もありまして・・・・

 

以下のような言い伝え

残っています。

 

むかしむかし・・・・

新築の建前の前日に大工の棟梁が

致命的な建築ミスに気付きました。

 

死のうかと思いましたが、妻の説得に

より隠蔽工作を行ったのです。

 

 

ばれる事を恐れた棟梁は、

真実を知っている妻を殺して

しまったのです。

 

その後、大工の棟梁は自分の行いを

悔い改め、残りの人生は妻の供養

捧げました。

 

その後、新築建前の時には、女性の

七つ道具(口紅・鏡・櫛・かんざし・

おしろい・こうがい・かつら)を飾って

供養した儀式が建前と呼ばれるよう

になったようです。