住宅ローン変動金利の推移。初心者向け計算法や固定との違い!
住宅ローンの変動金利の
推移、そして今後の動向
や目安も見てみましょう。
住宅ローンの変動金利
の推移を見る前に一言。
住宅ローンの変動金利や
固定金利、金利の計算方法
などなどネット上の記事を見
ると、とにかくわからない!!
ここでは住宅ローン初心者
の方々でも納得できるよう
な記事を書いていますの
で、安心してください。
ますは住宅ローンの変動金利
の推移から。
変動金利と一言で言っても銀行
さん各会社によって異なります。
だけど、大差はありません。
以下の住宅ローン変動金利の推移
をご覧ください。
主要都市銀行の変動金利の推移の
平均値をとったデータです。
平成26年8月の変動金利は年間2.475%。
なんと平成の初めのころは変動金利が8%
以上の時も・・・目が飛び出そう!!
それでは、ここからは基本的な
説明をしていきましょう。
そもそも金利とは・・・
借りたお金は、金利分のお金
を多く返さねばなりません。
例えば、金利3%で100万円の
お金を借りたら、103万円のお
金を返す事になります。
ここで固定金利と変動金利の
違いについて、解説していきます。
①固定金利
借りている期間の金利はずっと同じ
②変動金利
一定の期間ごとに金利が変わる
読んで字のごとくです。
簡単ですね。
※固定金利には10年間など
期間限定のタイプもあります。
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では続いて住宅ローン金利の計算
方法を説明していきましょう。
ここで初心者の方に1つ注意点。
住宅ローンの金利というのは
年間の数値になっています。
変動だろうが固定だろうが
金利3%ということは年間の
金利が3%ということです。
ですので、月の返済額の
金利は、年間の金利を
12ヶ月で割った数値。
(詳しく言うと、日数計算になる
のですが、わかりにくくなるので
ここは月ごととします。)
では、毎月の金利計算の例を
わかりやすく説明します。
毎月の返済額が一定となる
元利均等返済が最も一般的
なので元利均等返済で例を
説明します。
(例1 固定金利)
2,000万円を固定金利3%で借り
て毎月10万円の元利均等返済
一ヵ月目の内訳
返済額:10万円
返済額の中の金利分:5万円
(計算方法:2,000万円×0.03(金利)
÷12ヶ月=5万円)
返済額の中の元本分:5万円
借入残高:1,995万円
二ヶ月目の内訳
返済額:10万円
返済額の中の金利分:49,875円
(計算方法:1,995万円×0.03(金利)
÷12ヶ月=49,875円)
返済額の中の元本分:50,125円
借入残高:19,899,875円
(例2 変動金利)
2,000万円を変動金利1%で借り
て毎月10万円の元利均等返済
一ヵ月目の内訳
返済額10万円
返済額の中の金利分:16,667円
(計算方法:2,000万円×0.01(金利)
÷12ヶ月=16,667円)
返済額の中の元本83,333円
借入残高:19,916,667円
二ヶ月目の内訳
※変動金利なので仮に金利が5%
に急上昇したとすると
返済額10万円
返済額の中の金利分:82,986円
(計算方法:19,916,667円×0.05(金利)÷12ヶ月
=82,986円)
返済額の中の元本分:17,014円
借入残高:19,899,653円
固定金利と変動金利の違いが
見えてきたと思います。
固定金利の場合は、金利は一定です
ので、返済額の金利分と元本分の割
合が変化するだけで返済額も一定、
返済期間も一定、安心ですね。
しかし、変動金利の場合は、契約当初
の金利は安いですが、金利が上昇して
しまうというリスクがあります。
例のように金利が突然上昇してしまう
と、返済額の金利分が増加してしま
い元本が全然減らず、返済期間が
延長してしまう事もありますね。
なので元本を減らそうとすると、返済額
が突然、上昇してしまう心配があります。
なので、変動金利に関しては以下の
ような規定があります。
①返済額は金利が変動しても5年間は一定
で、5年ごとに見直しされる。
②見直し後の返済額は、前回の返済額
の1.25倍までとする。というルールも
設けられています。
つまり例題の場合でいけば、返済額が
10万円だったので、見直し後の返済額
は12.5万円が限度となるわけです。
ここで参考動画を紹介します。
長引く不況により住宅ローンで破綻
される方が急増している事を紹介し
た動画です。
マイホームを手放すなんて、考えた
だけでも背筋が凍ります。
最後に気になる今後の金利変動の動向
や目安についてですが・・・・
正直言って動向や目安を100%予測でき
る人はいません。
動向や目安が気になる方は、予測
を立てるのではなく、ご自分の状況
や金融機関の各状況を把握してく
ださい。
いつでも変動金利に、いつでも固定
金利に借り換えられる準備を整えて
おく事がいちばんのおススメです。
借り換えには、数十万円ほどの資金が
必要となりますが、トータル的にかなり
お得になる可能性があります。