小説家の年収がサラリーマンより低かった!!
小説家の年収って気になった
事はないですか?
ベストセラーの小説家さんは
印税生活でウハウハ・・・なんて
イメージがありますよね。
ところが小説家の年収を知ったら
愕然としました。
ズバリ・・・年収言います。
数年前に芥川賞を受賞した
小説家が年収500万円
に満たないのです。
ここで芥川賞作家の羽田圭介さんの
印税や原稿料をぶっちゃけトークの
動画がありましたのでご覧ください。
今の小説家が新刊を発行しても
発行部数が1万部に届かない
小説家は全体の9割以上。
5,000部にもならない新刊も多数
あるのが現実です。
小説家の年収を計算してみましょう。
印税の計算式は・・・
本の定価×発行部数×0.1(印税10%)-税金
(例)1,200円×5,000部×0.1=60万円
上記の例は、1,200円の定価の小説が
5,000部売れた場合の収入です。
さらにここから税金が引かれるのです。
もし1万部売れたとしても120万円です。
体を酷使して年間3冊の小説を書いた
としてすべてが1万部売れたと仮定して
年収が360万円です。
そこから税金が引かれます。
家族を養って暮らしていけるレベル
ではないですよね。
その他の収入を考えてみると、
小説の映画化などありますが、
これも微々たる金額しか小説家
さんの手元にはこないそうです。
映画業界の方々も、もっともっと
小説家の方達の事を考えなくて
はなりません。
小説家がいなくなったら、
映画作れませんよ。
小説だけでは食べていけない
ために文芸誌にのせる原稿料
やエッセイ料が収入の助けに
なるそうですが・・・・
これもそれほど高額ではありません。
ここで少し、夢のある話しも・・・
たとえば1,200円の小説を100万部
売り上げた小説家さんがいたとしたら・・・
年収は・・・
1,200円×1,000,000部×0.1
=1億2,000万円
これはすごい金額ですが・・・
100万部売れるなんて今は、
夢のまた夢・・・・・
本当に数年で1人か2人
とかそんなレベルではない
でしょうか?
[ad#iku-1]
昔は小説家の新人がデビューすると
販売部数が今の10倍はあったのです。
なぜ?こんなに売れなくなってしま
ったのか?
その理由は意外と簡単ですね。
そう、現代人の趣味趣向がマンガや
映画、ゲームなどに分散されている
からですね。
そして、さらには電子書籍などという
ものも出てきました。
これでは本は売れませんよね。
本当に小説家という職業に夢も
希望もなくなり優秀な作家さんが
出てこなくなる土壌が確立されよ
とうしています。
しかし、これは文化の発展に伴う
致し方のない事実。
1つの文化が発展すれば、1つの
文化が衰退していくのです。
だけどこれでは文化の発展が
人間の能力や可能性を埋もれ
さしてしまう。
何もしなくてよくなる
文化の発展・・・・
それは人類の未来や発展に
マイナスとなるでしょう。
そこに気付かなければ、
ある時点から人類の衰退が
始まるのではないでしょうか?